No.011 キリエルゴーグ
「キリエロイドさん!ザイゴーグさん!」
「炎魔の職務、請け負います!」
今回紹介するフュージョン怪獣は、地獄の力を一身に受けた「キリエルゴーグ」。救世主になろうとした者の意志が地獄の釜を開き、閻魔獣人へと変貌しました。
キリエロイドは光の戦士に敗れ、恨みを抱くと共にその力に嫉妬していました。そんな炎魔戦士と融合するのが、光を忌み嫌うザイゴーグ。キリエロイドは体を与え、ザイゴーグは力を与えます。燃え盛るエネルギーを放つ姿は、地獄からの使者ではなく地獄そのもの。口から血みどろ光線を放ち、抜け落ちたトゲからは獣が生まれ、棍棒で打ち伏せられた者はその痛みだけで八度死ぬ。強大な存在に意識を乗っ取られつつも宇宙の救世主になるべく二心一体のフュージョン怪獣はその道を往きます。
フュージョン怪獣でも格上のスペックを誇りつつも全体のバランスを崩さない万能さが魅力のキリエルゴーグ。防御が低いものの、触れた相手にダメージを与えるスキルでカバー出来ます。また、体力を削って身代わりの分身獣を召喚することも出来るので、見た目以上に多彩なバトルが可能。ただ、傲慢の性質を持つため体力が半分以下になると不利になりますのでご注意下さい。
必殺技は、地の底から噴き出す鮮血の如きエネルギーが相手を襲う「血ノ池豪炎祭」。ひとしきり血を浴びた敵に最期の仕上げとして口からの光線を贈れば、地獄への幕開け。この技を受けた者は冥界へ送られ、更なる地獄を見ることとなるのです。
「俺の名はDr.JJ。現時点で最強レベルのフュージョン怪獣が遂に姿を現した…覚悟して俺のアドバイスを聞くんだな…」
①バランスの良いステータスに油断禁物!
「偏りの少ない怪獣だが万能ではない。ワンランク上の怪獣だからと言って無茶な戦いをしてはダメだぞ…?体力が半分以下になると攻撃力が下がる傲慢の性質を持つので尚更だ。しかし、ある程度なら無茶がきくスキルがあるという。詳しくは次だ」
②地獄の針山で相手にダメージ!
「直接触れた相手にはダメージを与えるスキルを持っている。防御は少し低いが、相手を選べば気にせず有利に戦えるかもな。しかし…本当の地獄はこんなもんじゃないぞ」
③身代わり召喚!分身獣で攻撃をかわせ!
「体力を削ることで分身獣というモンスターを召喚が可能だ。一度攻撃を受ければ消えてしまうが、敵の攻撃を確実に防ぐ。しかも命令すれば攻撃や敵の拘束もするらしい…防御だけでなく攻撃にも貢献してくれるとは…最っ高のスキルだ♪」
「要するに…
ステータスだけでなくスキルも活かした戦いで勝率を上げろ!
と言ったところか。必殺技の威力も申し分ない。性質とスキルも熟知した上で戦いに臨めば、必ず応えてくれるだろうよ」
「以上だ。次回からは新たな刺客が現れるらしい。フュージョン怪獣同士の戦いが本格的に始まるぞ…?」
「平成作品では特に高い知名度を持つキリエロイド。デザインのスマートさから可動フィギュアになるほどだ」
「最新作にてアイテムも含め再登場を果たすこととなった。映画怪獣にしてはレアケースらしいぞ…?何?ゼッパンドンのカプセルはないって?…まだ何も言ってないだろ…!」
如何でしたか?これにて第2弾「空を喰う者、地を燃やす者」登場怪獣は全て紹介しました。
しかしまだ脅威は去っていません。刺客は突然、嵐のように…
次回からは第3弾「嵐の刺客(アサシン)」登場怪獣を紹介していきます!
並み居る強敵を退け、その力も我々のものにしてしまいましょう。
お楽しみに!