絵描きはつらいよ

ツイッターで公開した絵の補足やブログ限定の絵の公開(予定)をしつつ、特撮作品の解説や感想なんかも絵を交えて出来れば良いな…というブログ。

豪力怪獣アロン

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 久々のブログ先行公開。ガルシアです。

 

 先日ツイッターで票が割れそうなアンケートをやってみたところ、意外と優勢のまま走り切って1位になったのが今回のウルトラ怪獣。次回やる時はもっと互角になる選出にしよう…( ˘ω˘ )

 

 そんなわけで「ウルトラセブン」よりアロンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

セブン暗殺計画(前編)

セブン暗殺計画(前編)

 

 ガッツ星人がリサーチの為に繰り出した怪獣がアロンです。冒頭の白黒の戦闘シーンと共に流れる低音のガッツ星人ボイスが印象的。セブンハ ジャンプスルコトハモチロン ソラヲトビマワルコトモ カノウ ダ(◎v◎)

 

 情報量としては映画冒頭3分で散ったゲランダより更に少ないんですが、自分は昔からテレマガデラックスで見ていた上にカラーでそこそこ大きい写真だったので影が薄くは感じてません。この辺は人によって大きく変わりそう

 

 

 

 

 シンプル怪獣ではあるんですが頭部やシルエットが妙に独特な着ぐるみ。何とか再現しましょう。

 

 

 

 

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 アロンと言えば大きなお口。閉じた時のニヤニヤした表情も好きなんですが最近は口内の描写にハマっているのか気付いたらこんな感じに。逆に開いてる印象の無い翼の方は動きを付けて横に広げてます。

 

 体色が地味めのマイナー怪獣を描く時は大袈裟な構図というマイルールも発動し、強豪っぽさが出て来ました。

 

 

 

 

 

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 新怪獣ばかり描いてたのでマヒしてましたが、近年の着ぐるみ怪獣の口内の作り込みは凄い。久しぶりに旧怪獣を見たら歯茎とかが曖昧で驚きました(資料の影響もあるとはいえ舌の有無すら最初は分からず…w

 

 こういう時は立体化が有難いところ。フィギュア画像でパーツの行方を追います。歯は着ぐるみに従いつつ生えてる感は意識してます。明らかに歯茎から生えてなくない?という造形もそれはそれで魅力だったりするので好みのバランスで描くのが楽しいです。

 

 

 

 

 

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 今回はあまり塗り分けという概念が無いので微妙な体色の変化が肝。茶、緑、赤茶等がメインですね。羽の飛膜には紫も使ったり、体表の一部には青を使ったりも。

 

 

 

 

 

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 かぎ爪状の腕はどこか人工物的なニュアンスも。機械+生物ではない、体組織に金属が多く含まれているようなデザインはドキドキします。

 

 腕だけでなく足も先端に近付くにつれて赤みを帯びていきます。いつもは別の色を選ぶんですが、今回は口に使った色も採用してある種の泥臭さを表現。泥臭さというか血的な?

 

 

 

 

 

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 羽以外大体塗れました。茶系と合わせて使った暗めの緑と黄も活きてきました。

 

 茶系の怪獣って正直どれも茶色って言って良いのか分かんないんですよね…なのでいつも微かに感じた色を差してみたりしてます。手元のペンを見回して「このパーツにこの色混じってない?」みたいな。デジタルだとそういうの出来るのかしら…('Д')(無知

 

 

 

 

 

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 羽にも着色。前述した紫系のペンも使ってます。着ぐるみだとちょっと紫みがあるぐらいのパーツでも絵にする時は強調したりします。デフォルメ絵なのでキャラっぽさを取り入れるという意味でも。

 

 

 

 

 

 こんな感じで完成。pixivではまとめの4体目として掲載。

 

 背景には太陽光っぽいのを入れてみたり。

 

 

 それでは、また。