絵描きはつらいよ

ツイッターで公開した絵の補足やブログ限定の絵の公開(予定)をしつつ、特撮作品の解説や感想なんかも絵を交えて出来れば良いな…というブログ。

【鉛筆絵】仮面ライダーギャレンジャックフォーム

 

 完成して掲載してから随分経ってますが、こっちでは振り返りみたいな感じで書いていこうと思います。

 

 本当はゴースト関連の記事を書くつもりだったんですが、いまいちボルテージが上がらず断念。来年描くであろうムゲン魂公開の時がラストチャンスな気がしてきました。

 

 

 

 そんなわけで今回描いたのはギャレンです。11月制作なのでジャックフォームです。というかデアゴスティーニのデータファイルに使えそうな写真があったのでそれに合わせて11月制作と決めていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 早速マスク全体を塗った状態で載せましたが、今回実は塗り方を変えています。いつもはおおまかな明暗は意識しつつも基本的には各部描き込みが終わるまで同じパーツを描き続けるというスタイルでしたが、一旦薄く塗ってから描き込むやり方に変更。

 

 Fの鉛筆を尖らせて紙に跡が残らないよう簡単に明暗を付けつつハイライトを広めにとって描写。その後2Bを中心に数本の鉛筆を使って濃くしていきます。

 これのお陰かいつもより塗らなくて良い部分が汚れなくなった気がします。ついでに質感も高級感が出たような。要はいつもの塗り作業を2回に分けたのでその分丁寧になったのと、絵を見る回数が増えたのが改善の理由でしょうか。

 

 

 

 

 

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 首から下を薄く塗った状態。この時点で後で描き込む部分と完全に色を置かない部分を把握出来るので余計な修正の時間も無くなり、工程は増えても作業時間的にはそこまで変化はありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

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 描くパーツの順番や濃さなんかは変わらず。

 

 

 

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 手首が完成。「剣」のライダーはスーツの生地が独特で再現が難しいですね

 

 今回のやり方ではたまに描き込みに時間が掛かるシーンもありましたが、こういった塩梅に迷う時にはブレーキにもなって逆に助かりました。

 

 

 

 

 

  次はラウズアブゾーバー。カッチリ薄い立方体を表現するのが相変わらず苦手ではありますが今回は紋章を綺麗に再現したいので尚更億劫。とは言いつつ塗りの工程と合わせて線画の修正も小まめにやっていたので無事に再現。

 

 

 

  紋章の線画の時点でも考えていましたが「高級感」を意識するだけで塗りはかなり良くなるというのが持論です。自然と手元も優雅に…はなりませんが。まぁモチーフが美しいのでそれを再現すれば自然とそうなるんですね。毎度思います。

 

 

 

 

 

  そしてもう片方の腕も。生地の熱さやパーツの厚さなんかが重要です。

 

 

 

 

 

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 手首まで描き切ってから全体を。この時点でコントラストや明暗を完成品と同じイメージで編集してやるとモチベーションも上がります。敢えていつもより手を加えなかった胸、肩の光沢も大体予定通り。

 

 

 

 

 

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 胸のレリーフもやや隠れてはいますがしっかり描き込みます。工程はアブゾーバーの紋章と似たような感じ。

 

 

 

 

 

 

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 腹やバックルも描き込み。細かい凹凸があるパーツはこれにて終了。ベルト全体が見切れてしまって悔しいところですが、これはまぁB5に描き込めるサイズで収めるという制作における課題ですね

 

 羽と複眼を描いたら完成です。

 

 …毎回複眼の作業撮るの忘れるな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 仮面ライダーギャレンジャックフォーム、完成です。

 

 そしたらいつもの背景追加…なんですが、趣向を変えてます。

 

 

 

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 孔雀の羽と光の粒を連想して、葉っぱっぽいエフェクトを光らせてます。

 

 白黒絵で光らせるということはまぁ背景は黒くなりまして。ギャレン本体のノイズを取り除かないと汚く見えて効果激減。背景制作よりむしろそっちに苦労した気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もう2週間ぐらい経ってますがツイッター、pixiv両方とも公開中です。

 

 12月は怪獣絵が中心になるので鉛筆絵は来年1月から再開の予定。数が多いのでかなり盛り上がる(はず)なので是非ご覧下さい。

 

 それでは、また。