インビジブルタイプビースト ゴルゴレム
ややリハビリ感のある制作でした、ガルシアです。
今年初めての怪獣絵はツイッターで投票1位になったものをチョイス。デフォルメ怪獣が約2ヶ月ぶりになっただけでなく、スペースビーストとしても久しぶり。
「ウルトラマンネクサス」より、ゴルゴレムです。
「ネクサス」は作風がハードで登場人物の苦しみや悩みなど見ていてこちらも共感して辛いシーンもありますが、ゴルゴレム戦(19~21話)でのウルトラマン=姫矢さんの疲弊ぶりは特に印象に残っています。
ウルトラにおいては「セブン」のパンドンみたいにヒーローが疲弊してるから強く見えるだけで怪獣はそこまででもないのでは?みたいなパターンもありますが、このゴルゴレムは回復し切っていないウルトラマンに差し向けるにはあまりにも悪趣味というか、とても攻略が困難な怪獣でした。
インビジブルの名を背負い神出鬼没、弱点をつけ狙う狡猾さ、戦意を喪失させる頑強な見た目も相まって魅力的なスペースビーストになっています。
物語としてもノスフェル編を通して頼もしくなった孤門君の活躍、2クール目ラストに向けてお話が動く様子もあって非常に見応えのある3話です。ちなみにゴルゴレム編は2月放送だったらしく偶然にもほぼ放映14周年のタイミングになりました。
今回の資料はデアゴスティーニのデータファイルでしたが、実家にソフビがあるのでそれを触っていた時の感覚を思い出しつつ伸びる口吻を描きました。
と言っても今回は色々あって作業中の写真が殆どありません。簡単に振り返りつつ初公開の差分も見ていきましょう。
こちらが線を強弱をつける前の状態。今回は追加パーツも1枚に収まりました。
この時点で線が多くかなり苦労しました。模写が続いた後で急にデフォルムに戻ると省略し切れずこうなることがあります。難しい。
ツイッター用に撮ったもの。
実は制作開始時点で灰色系のペンがほぼ全滅状態でした。質感馴らしも兼ねて体表の赤い部分から着手。その後灰色の生き残りを使って後半身を塗りながら使うペンを決定。完成時には更に数本インク切れという正に本編並みの消耗となりました…
今年初の怪獣絵はインビジブルタイプビースト ゴルゴレムになりました。
— ガルシア@怠惰スーツ (@garcia1053) February 16, 2019
体表再現がなかなか厄介。無駄にディティールを追った感じもあるのでしばらくは調整したい
後日差分も載せます。 #ウルトラマンネクサス pic.twitter.com/jlxz1j849B
こうして完成。そして…
こちらが口吻を伸ばした状態の差分。
これまでギルバリスやルーゴサイトの制作もあってか、これぐらいの差分だったら特に何も思わなくなりました。背中の結晶破損状態はまた違うポーズで描けたら良いなと思い今回はスルー。
最後に描いたスペースビーストがかなり前だったのでそこからの進歩も著しい渾身の1枚となりました。2019年はネクサス放送15年なのでその幕開けとして相応しいものとなったはず。いい年になると良いよね(
それでは、また。