No.056 ペジネレオン
宇宙に存在を知らしめる為フュージョン怪獣を生み出し宇宙に騒乱を巻き起こしたゼットルギエル。眠るデータが彼の潜めていた計画を解き明かす――。
時空移動の役割を持つガラブルトンを筆頭に長期的な侵略計画に必要となるフュージョン怪獣を紹介してきたが、データ上で発見された怪獣は複数で能力を発揮する事を前提としている。
ガラブルトンやパズズミクラスはともかく、電波通信に特化したキーラビーコンや電脳空間を行き来するパワードダガマス、そしてそれらのエネルギータンクとしても能力を発揮出来るマグネレドータス。本体はともかく一定期間のデータ収集が最大の目的であり、実際に確認された50体の怪獣と大きく違う点についても触れている。
今回も属性や趣旨は違えど一つの侵略計画を遂行する上で特定の怪獣を複数用意する魂胆だったと推察出来る。その詳細、仮説についてしばらく報告していく事となる。
それでは本題の新たな怪獣紹介に移る。
ブロブタイプビーストペドレオンとパラサイト宇宙生物ペジネラのフュージョンにより生み出すペジネレオンだ。粘液又はゲル状になる性質を持つ怪獣同士の融合でより醜悪な能力を手に入れるべく考案されたものと考えられる。
両者の共通能力と言うと、小型個体の集合による合体巨大化である。2体の性質を掛け合わせより大きな生命体を宿主とし広範囲の寄生、侵食を狙ったのではないか。特にペジネラは寄生先の知能により自身も高い知能を得た報告がある。様々な生物に寄生しいずれは無数の生物の集まり、つまり惑星をも飲み込み侵略をする計画があったと私は考えている。
計測不可能な上希望的観測による部分があった為実現を後に回したというデータも発見されたが、侵略ではなく実験という名目であればこの恐ろしい怪物は宇宙に解き放たれていたかもしれない。
怪獣との戦いについては不得意と言わざるを得ない。防御面に不安が残る上にスピードも低く、攻撃値も平均的だ。しかし戦闘開始時に小型の分裂体を召喚、敵に浴びせる事で毒状態にする事が出来る(厳密には体内に分裂体を忍ばせ苦しませる)。また、炎属性の怪獣に対して可燃性ガスを噴射する事で攻撃を無効化、逆にダメージを与えるスキルも確認された。加えて、倒された際には低確率で復活も可能とされている。意外と器用な小技を持っているので、編成次第では活躍の場も多いだろう。
必殺技は分裂体を多く含んだ体液を振り撒くパラサイトレイン。あくまで攻撃を受けた際の防衛反応なのだが、あまりにも強烈なので必殺技という扱いになっている。相手の命中、回避率を大きく下げるだけでなくその後数ターン体力を奪う効果もあり、侮れない。
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ペドレオンはネクサスと戦ったスペースビースト。特に醜い風貌をしているがこれも大きな目的に沿った順当な姿なのである。
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ペジネラと戦ったウルトラセブン。ビジュアルが印象的だが、近年我々の良く知るセブンのいる時空でもこの姿で確認されたと言う情報がある。
以上が主な報告内容である。
惑星単位での寄生、侵食が可能なペジネレオンだが、その場所での活動については行動が限られてしまうのも欠点の1つ。そこで次回からはそんな劣悪環境でも行動が出来るフュージョン怪獣を紹介する。毒属性又はそれに近い性質を持ったデータが続くので心待ちにして貰えると幸いである。
以上