絵描きはつらいよ

ツイッターで公開した絵の補足やブログ限定の絵の公開(予定)をしつつ、特撮作品の解説や感想なんかも絵を交えて出来れば良いな…というブログ。

仮面ライダーゼロワン、メインカラーを失わないフォームチェンジ+αについて。

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 「ゼロワン」5話まで視聴しましたガルシアです。

 

 AIロボの言動を通して職業、仕事、生き方なんかにフォーカスしていく感じ。キャラ毎の主張は数あれど無駄に喧嘩したりせず良い意味で憤りがないつくりになってて見やすいなぁと思います。

 

 また、取り扱うネタとしては全く新しいとまではいかずとも、ありきたりな答えに落ち着かないのも制作スタッフの姿勢が垣間見えて毎週プチ感動。

 

 

 

 

 

仮面ライダーゼロワン 変身ベルト DX飛電ゼロワンドライバー

 という上記の感想についてはまぁいつものことながら出尽くした感があるので、今年もデザイン面について触れていきますね(

 

 平成2期以降、カラーリングが幅広くなり、強化形態が赤、金、黒を多く採用していたライダーも緑やら紫、ピンクが自然と入ったり赤金黒の割合を大胆にしてみたりと既にデザインについては冒険的で素晴らしいと思ってました。

 

 

 

 

仮面ライダーゼロワン RKF 仮面ライダーゼロワン ライジングホッパー

 今年のゼロワンの大きな特徴は小顔効果蛍光イエロー。ウェットスーツのシルエットに収まるような仮面を装着する事で着ぐるみ感を排除。それでいてスーツ自体には赤と銀のライン、ハニカム構造の模様といった要素があるので地味な印象は与えず、そこに蛍光イエローの装飾が加わる事でキャラクターとしてのインパクトも絶大というかたちになってます。

 

 でまぁ、この辺も既に放送から1ヶ月経ってるので簡単に書きましたが、映像を見るとまた更なる発見がありまして。タイトル通りの本題に加えレジェンドライダーにも通じる部分や受け継がれてきた部分もあるので、そちらにも触れていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バトルスピリッツ P19-09 仮面ライダーゼロワン ライジングホッパー [2]

 まず先に触れた蛍光イエロー、というか蛍光色自体について。

 

 黄緑に近い黄色というのが基本形態として使われるのは珍しいんですが、(結果的にですが)前振りがありまして。

 

 

 

 

フィギュアライズスタンダード 仮面ライダーエグゼイド アクションゲーマー レベル2 色分け済みプラモデル

 やはり「エグゼイド」でのカラーリングを経ての流れだったのかしらと。

 

 放送当時の特写でもエクストリームスポーツのグッズで好まれる色だと紹介されてましたが、今回は既にヒーローデザインとして受け入れられるものとして選ばれたのだと思います。

 

 

 

 

 

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 そしてブラックライトによって光る仕様(バイクもかよ!

 

 こちらは単なる複眼発光に留まらない演出を見せた「ゴースト」から、更に形を変えたものになっています。

 

 ゴーストはガッチリした体が暗闇に入ると顔と骨だけになってしまうという仕掛けでしたが、ゼロワンは闇に溶けても尚体のラインを感じさせます。交通安全協会もニッコリです(?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 遅いけど本題です。毎年恒例フォームチェンジ。今回はゼロワンの形態にのみ注目したいんですが、皆さん劇場版ジオウ又は3話辺りで気付いてるとは思いますが、現時点でのゼロワンはフォームチェンジ後も基本形態の装甲が継承されています。

 これ個人的に派生形態のメインカラー喪失問題をしれっと解決してる重大ポイントだと思うんですが如何でしょう

 

 

 

 

 

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーオーズ (真骨彫製法) タトバ コンボ 約145mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

 「ゼロワン」では動物の力を利用した能力を活用している上に、複眼の形はそのまま、鋭角的にデフォルムされたパーツによるデザインといった点も重なり「オーズ」と比較されがちですが、明確に違うのがメインカラーの概念なのかなと。

 オーズのメインカラーって実は存在してないんですよね。赤、黄、緑という基本の構成はありつつも、黒にカラフルが乗っているというイメージ自体がオーズのカラーリングと言いますか。

 

 

 

 

仮面ライダーゼロワン サウンドプログライズキーシリーズ GPプログライズキー02ノーマル3種

 ゼロワンのフォームチェンジはそことの差別化を図ってか、常にライジングホッパーの蛍光イエローが残ってて、形態が増える内にイエロー=ゼロワンの色という認識になっていくという面白さがあるんです。

 フォーゼの白、鎧武の紺色の残し方をよりさりげなくした感じでしょうか。あちらは装甲でなくスーツ部分だったからというのもありますが、今回は排除出来るパーツを敢えてという感じ。

 

 そもそも基本形態のアーマーが残って各形態毎に色んな配置で装備されるという事自体がギミック好き、ロボ好きと色んな方向に刺さるポイントでもある事も大きく主張したいんですがまぁ本題から反れるので置いといて(

 

 

 更に凄いのが、派生形態になると、メインの色、複眼の色、ゼロワンの色の3色が同居する事。1体の動物モチーフでありながら3色のオーズにも引けを取らないカラフルさも見せられるんですね。

 今回凄いシンプルに攻めてきたなと思ってたんですが思わぬ落とし穴でした。単にオーズ好きだから近い要素もあるのが気に入った理由だったかな~と軽く考えていました。公式が変身してない形態について触れてきたのもツボでしたねオタクを手玉に取り過ぎなのでは

 

 以上がタイトルにも書いた、メインカラーを常に配置し続けるのがゼロワンのミソなのではないかというお話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな感じでまだ始まったばっかりで中間形態その1のデザインも確認出来ない段階でこんな触れていいもんか分からんデザインについて書きました。

 

 毎年こういった狙いを探すというか、過去作を踏まえてどういった路線にするのかを考察するというのも、お話を考えるのに負けないぐらい面白い。なんたって映像作品のキャラクターデザインですからね、視覚的に楽しんでこそですよと。

 

 しかしこういう話をするのがほぼ年一になってるのがネック。もう少し思い付きを文章にする機会が増えると良いですね(他人事

 

 それでは、また。

 

 

 

 

 

 

 【ライダーデザインについての過去記事】