絵描きはつらいよ

ツイッターで公開した絵の補足やブログ限定の絵の公開(予定)をしつつ、特撮作品の解説や感想なんかも絵を交えて出来れば良いな…というブログ。

No.069 フェミエゴン

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 名も無き星に謎が満ちる。ダークリングの力を使って自らの存在を知らしめ永遠の命を実現しようとしたゼットルギエルが隠していたデータを解き明かし、フュージョン怪獣の真価を見極めよ——。

 

 

 

 

 

 今回は霊属性怪獣3体目の解説だ。これまでの防御型の2体とはまた違ったスペックを持つ怪獣となっているので、過去に確認された怪獣とも照らし合わせつつ相違点に注目していく。

 

 また、以前から取り上げているフュージョン怪獣ロストレコードの公開方法だが、No.051からNo.100までの50体分のデータがまとまり次第、然るべき場所にて有識者に公開する方針となった。更に狭い範囲において一部を先行公開する予定もある。

 それに伴いこの場を借りてのデータ公開は次回を以て終了となる。突然始まり終わり方も唐突ではあるが、フュージョン怪獣の姿をお見せ出来る機会を失った訳ではないのが幸いである。

 

 

 

 

 

 

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 改めて本題に入る。人魂怪獣フェミゴン狐火怪獣ミエゴンの融合によって生まれたフェミエゴンを紹介しよう。本来実体を持たない生物が他生物に憑依して怪獣化したのがフェミゴンであるが、このフュージョンについてはそれがミエゴンに憑依してフェミゴン化した姿と捉える事も出来よう。

 

 人魂に狐火とどちらも幽霊、妖怪を思わせるワードを異名に持ち、相性の良さについては説明する必要も無い。最初から炎属性でもおかしくない組み合わせとも考えられるが、これについては次回改めて言及する。

 不思議なのは両者共に持っている長い尻尾が無くなっている点だ。特にミエゴンは大きな九股の尻尾(九本の尻尾ではない)を持っているにも関わらず、フェミエゴンの背部には九本の大きな角が生えているだけである。その癖頭部には竜の如きヒゲが生えており、力の由来が曖昧だ。

 フュージョン怪獣が素材となった怪獣の特徴から外れるケースは確認済だが、こういった様々なモチーフが入り乱れた様な容貌になるのも珍しい(ゼットルギエルがこうした事例を研究する為にデータを残していたのかは不明だが…)。

 

 外見はさておき能力についてである。実際に出現した霊属性怪獣とは打って変わって非常に平均的な数値である。前々回から紹介した2は高耐久型だったが、更にベーシックな位置に当たるデータと言えよう。通常攻撃に炎属性を付与するスキルは想定内。平均以上の攻撃力を持つフェミエゴンであればより効率的にダメージを与えられるシーンも多いだろう。その他、透明シャワーによる回避率上昇スキル、相手を混乱、火傷状態にする燐火を使った攻撃も気が利いている。

 

 必殺技は背中の九本の角からエネルギーを放つキュービフレイム。威力こそ平均値だが、ほぼ確実に火傷を与える全体攻撃というメリットは大きい。その一方、一定確率で自身も軽いダメージを負ってしまう。恐らくミエゴンの最期を引きずったのだろうが、容姿が大きく変わって尚自らの火で命を削るとは難儀である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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青い火の女

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 フェミゴンは怪獣的な姿でありながら高い知能も併せ持つ。本来は実体を持たないという珍しい性質を持っているが、なんと地球上で2度も存在を確認されているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青い狐火の少女

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  ミエゴンは九尾の狐そのものではないかという説もある怪獣。謎は多いが、妖怪の正体が怪獣というケースは少なくない為信憑性はある。それはそれとして複数の角が生えているせいか狐らしさは薄いが、人食いの凶暴性に説得力を与えるには十分である。

 

 

 

 

 

 

 

 今回の報告は以上。

 

 次回で霊属性怪獣解説は終了。共にここでのフュージョン怪獣データ報告も幕を閉じる。とはいえこの先間を置いて再びこの場を借りる可能性もあるので、身構えずいつも通り目を通して欲しい。

                                    以上