No.032 バオンキュラス
「バオーンさん!インキュラスさん!」
「眠いヤツ、頼みます!」
今回からは第8弾にて初登場を果たす怪獣を紹介。激戦と激戦の狭間の休息。それすらも脅かすフュージョン怪獣から人知れず眠りを守る「バオンキュラス」です。
一鳴きであらゆる者を睡眠へ誘うバオーンと、夢の世界で人を惑わすインキュラス。2体がフュージョンする事で現実と夢の世界を自在に行き来し、それらを支配出来る能力を生み出しました。相手を肉弾戦無しで行動不能に出来るだけでなく、味方を眠らせ回復させたり眠った状態で行動させたりも出来る特殊なスキルを持っています。額の三つ目がその力の要。夢、現実、そして私達の知らないもう一つの何かを見つめているらしいですよ…。
いくらでも悪用出来る能力ですが、今回相対するバオンキュラスはどうやらフュージョン怪獣が誕生してから今まで生物の快眠を守る為人知れず戦ってきたようです。しかし、長期に及ぶ戦いと突然活性化した敵対勢力の影響で苦戦。前回の戦いから戻ってきた私達に助け船を求めたとの事です。誰にとっても睡眠は必須事項。皆さんも快眠の味方となってバオンキュラスと共に3体のフュージョン怪獣を打ち倒しましょう。
必殺技は、敵を意識の奥底に落として戦闘不能にする「ドゥンケルヴァルト」。生まれて間もない頃には認識出来るとされる未開拓状態の意識のそのまた奥の奥。敵の精神をそういったエリアに連れて行く事で現実で混濁状態にしてダウンさせる技なのです。真っ暗闇の中でどのような最期を遂げるかは全くもって不明ですが、そんな知らない方が良い世界に興味があるミステリアスな貴方にはピッタリかもしれません…
「俺の名はDr.JJ。今回は睡眠不足なお前達には有難い怪獣の登場だ」
①タフさを活かして持久戦を展開せよ!
「バオンキュラスは攻撃力が低くスキルありきの戦法がオススメだ。そういう意味では体力があるスペックは都合が良い。果報は寝て待て、とまではいかないが、ゆるりと勝利を導くと良い」
②スキルを使って、眠り眠らせ自由自在!
「鳴き声を利用した催眠術で敵味方問わず数ターン行動不能に出来るぞ。眠らせた相手には悪夢を見せてダメージを与えたり良い夢を見せて体力回復したり。残念ながら自分には通用しなぁい…体力があるとはいえ油断は禁物だ。ちなみに味方のみ眠らせたまま操作する事も出来る。他の状態異常を無効化しながら戦えるのは良いが…ちょっと抵抗無いか…?」
③必殺技が通じるのは眠っている相手だけ!
「相手を意識の奥で仕留める必殺技は、相手のステータスや追加効果を無視してダメージを与えられる。元の威力は正直微妙だが、ガードの固い相手には効果があるぞ。睡眠中のみというのがこれの弱点だ…覚えておけ」
「要するに…
何をするにも眠らせる!悪夢をダメージリソースにして味方のサポートも怠るな!
と言ったところか。体力もあるし状態異常対策もあるのが魅力の一体だ。楽しめ…」
「以上だ。次までにしっかり睡眠をとっておけ。何なら俺が子守歌でも歌ってやろうか?」
「バオーンはソフビがあるが、かなり前の商品だ。中古ショップにでも行ってみるんだな…」
「インキュラスも商品化に恵まれない怪獣だ。羊モチーフのパワフルなシルエットは立体映えするというのに…」
【過去怪獣紹介三選】
同じ幻属性を持つタッコトロン星人。こちらは多くの状態異常を引き起こすスキルの使い手。バオンキュラスのスキルで眠らせた味方には通用しませんが、バオンキュラス自身には効果があるので注意が必要です。
回復力と耐久力が自慢のコスモリキング。こういった相手には眠らせて回復する機会を奪いつつ、必殺技でステータス無視の大ダメージを狙いましょう。
バオンキュラスが眠れないなら、同じ行動不能スキルを持つスノーゴリーの冷凍ガスで…と思われるかもしれませんが、こちらは「凍結」。勝手が違うのでただ何も出来なくなるだけですので止めておきましょう。ただ敵にバオンキュラスがいた場合、先に凍結させる事で妨害が可能です。
如何でしたか?フュージョン怪獣では珍しく味方になってくれました。
しかし次回からはそのバオンキュラスが苦戦した3体の怪獣が姿を現します。
一体どのような能力で私達の眠りを妨げるのか…
Dr.JJの言う通り、しっかり睡眠をとっておきましょう。
それでは、おやすみなさい。