【鉛筆絵】仮面ライダーW ヒートメタル
Wにしました( ͡° ͜ʖ ͡°) pic.twitter.com/jnqoCliiwT
— ガルシア@複眼とベルト描き込むマン (@garcia1053) October 7, 2018
ジオウに合わせたつもり無かったのにアナザーWの情報が出ましたね、ガルシアです。同時に公開されたアナザー電王、フータロスもいましたが、アナザーWの方が何故か韮澤デザインっぽくて不思議な感覚。少し泣きそうになったり…大袈裟かしら
今回描いたのはヒートメタル。かつてサイクロンジョーカー、ファングジョーカー、スカル、ジョーカーに加えドーパントを2人も描いた私ですが、一時期に集中していた為W関連は8年も描いてませんでした。
今回はデアゴスティーニのデータファイルのみ使用。該当ページだけでなく表紙もあって良かった…と思う理由は後述。
以前のゼロ、ディケイドの時の様なリベンジ感は薄いですが改めて過去絵を見てると「いやもうリベンジですねこれは!」みたいな感情が芽生えました。張り切っていきましょう。
パッと見なんも変わらんのですが大事なんです pic.twitter.com/oWvohIhInV
— ガルシア@複眼とベルト描き込むマン (@garcia1053) October 8, 2018
早速線画段階で3日ほど使ってます。
いくつか前の制作から資料と線画のみの絵をスキャンしてレイヤーで照らし合わせるという作業をやっているんですが、これによってかなり狂いを修正することが出来ました。ちなみに左側が修正後です。
あんまり直し過ぎるとその後の作業が塗り絵みたいになって不本意なので細かい部分はスルー。
まずはマスクを一通り。シンプルでありながら適度に凹凸があるからかスムーズに進みました。白黒なのでヒートとメタルの色の差別化が難しいですが、ヒートサイドは明暗を強調してメタリック感で勝負、メタルサイドは濃さもグラデーションもやり過ぎずいぶし銀感を意識してます。
肩へ。メタリック表現は慣れっこですが今回はどちらかと言うとガラス瓶の映り込みに近い感覚でした。
胸部付近。肩等の色合いを見比べながらグラデーションなんかで色の違いを表現。
胸のラインは後から。ヒートはクリア感を、メタルは金属感を忘れずに。
昨日描いたとこ pic.twitter.com/ISBOXflc2T
— ガルシア@複眼とベルト描き込むマン (@garcia1053) October 14, 2018
あまり体ばっかり描いてると武器のデッサン狂ってた時に誤魔化し切れなくなるので進めていきます。と言っても線画の時に散々描き直してるのであまり問題はありませんでした。どちらかと言うとメタルシャフトの細かいディティール再現しつつ薄い銀色で塗っていくのがキツかった…
何回描き直してんの pic.twitter.com/XoGod8B5lp
— ガルシア@複眼とベルト描き込むマン (@garcia1053) October 16, 2018
お腹が少し出ていたので引っ込める流れでドライバーも修正。
そんな感じで一旦全体像を撮って途中経過を確認。
右手付近。資料の明暗的にグラデーションが控えめだったとはいえいつも拘る手首の質感が伝わり辛くなったのは残念。
ジョーカーにしか見えないとか言わない( ͡° ͜ʖ ͡°) pic.twitter.com/S6vwdtnmh7
— ガルシア@複眼とベルト描き込むマン (@garcia1053) October 16, 2018
直した腹部にも色を載せます。気付いてる方は最初の線画で気付いてるかもしれませんが、今回の資料はアクション用なので脇腹にはシワが。アップ用のカッチリしたのも良いんですが、こういった動きを感じられるシワが見られるのは大きな動きに対応したスーツならでは。
ダブルドライバーを描き込んでいきます。この時を待っていました。過去絵を見直したら全然描き込んでないでやんの(ジョーカーはポーズ的にハッキリ見えなかったのでノーカン
メモリスロット、ベルト部分と徐々にドライバーへと向かっていきます。この辺はテクニック等なくとにかく見たまま描写。
平成ライダーベルトはこのWを期に複雑さを増していったのでは…という疑惑がある程ディティールが多いです。
メモリの文字も視認出来るレベルに再現。メタルシャフトの先端が若干不安なので塗っては直し塗っては直し。
ここまで来れば後は楽…と思いきや股がキツいです。蛇腹的な「山が隙間なく並んでいる」状態ではなく山と山の間に平面があります。山をたくさん描くよりも山と平面を交互に描くので疲労度は単純計算で2倍です(馬鹿の考え方
そんなこんなで全身はほぼ完成。
仕上げの複眼に取り掛かりますが…先程言ったように今回の資料はアクション用のスーツ。複眼もまたそれ用になってます。
腹部のシワは描きましたが、アクション用の複眼をそのまま描くのはちょっと勿体無い…と思い、ある作戦を決行します。
これまで使ってきた資料に…
アップ用の写真が載っている表紙も使います。
①アクション用のスーツを見て複眼パターンの「流れ」だけ捉える。写真の斜め線の連なりがそれです。
②アップ用の複眼に従ってW字(V字?)パターンをうっすら描き込み。
③複眼内の影はアップ用を、複眼全体の明暗はアクション用を参考に描写。
基本的にはこの手順で描いてます。
ついでに光沢がいまいち足りなく感じたので少し強調。
やってる途中でパターンが再現出来なくなる時もありますが、そんな時は全体の明暗を優先。画面中心から離れるにつれてアクション用の複眼順守にしていくのもアリ?(マスクを中心にしないよう注意、目力、視線を感じる部分を中心にするのも良いですね
複眼を描き込むのは自分の趣味なのでここまでやる必要無いですが、似たようなことやる方は参考にして頂ければ幸いです。
こうして描けたのがこれ。編集前にしては良い濃さ…
それを編集していつもの感じに。
仮面ライダーWヒートメタルです。
複眼だけ少し手間をかけてクリアパーツ感を強調。
光沢等を表現しつつ全体の色がまとまった点、予定通り2週間で仕上げられた点で満足。
仮面ライダーWヒートメタルです。鉛筆だけだと色表現に限界あるかな?と思いつつ鉛筆です。複眼とドライバー周りに自信アリ。
— ガルシア@複眼とベルト描き込むマン (@garcia1053) October 21, 2018
アナザーWに合わせたみたいになりましたが全くの偶然です。風都探偵新刊祝い…というのも後から知ったのでやはり偶然です。 #仮面ライダーW pic.twitter.com/UH5RboWeBz
ツイッター、pixivにも。
同時更新には慣れても面倒臭さは変わらず…( ˘ω˘ )
複眼の光沢強調はエボルの時もやりましたが、よりハッキリ出来たのではないかなと
ここ数ヶ月の制作。この辺の手首やシワ表現がドライバー周りの描写に活かせたかなと思います。
しばらくは怪獣絵の線画を溜めるかな…鉛筆絵は月が替わるまでお休みです。
それでは、また。