絵描きはつらいよ

ツイッターで公開した絵の補足やブログ限定の絵の公開(予定)をしつつ、特撮作品の解説や感想なんかも絵を交えて出来れば良いな…というブログ。

No.046 シーラムードン

「シーラさん!ムードンさん!」

 

 

「亡者の叫び、届けます!」

f:id:garcia1053:20181103141227j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:garcia1053:20181103141300j:plain

 遂に最終決戦。フュージョン怪獣による宇宙規模の混乱を起こした黒幕を倒すべく本拠地に辿り着いた我々を待っていたのは、悲しきアンデッド怪獣「シーラムードン」でした。

 

 身を挺して愛する者を守ったシーラキートと、愛する者への想いによって実体を得たムードン。その心が呼び合い生まれたフュージョン怪獣は温厚な魂を持つ反面、お世辞にも丈夫とは言えない体となってしまいました。シーラが吸い込んだガス由来の強い毒性を持つ攻撃はその身も焦がす威力。生まれ持つスピードや不安定な体故の変則的な動きも特徴です。

 その性質から忠誠とまではいかずとも黒幕に対して情を感じている事が読み取れますが、それでもこれ以上フュージョン怪獣による被害を増やす訳にもいきません。心苦しいですが正々堂々戦い、安らかに眠って貰うのがシーラムードンの為です。

 

 必殺技は、周辺の霊魂と共鳴し精神的絶叫を浴びせる「ゼルダズスクリーム」。高威力な一方、ランダムで発動する上に自身を傷付ける可能性もある大技です。他者を思うだけでなく自らの体をも顧みず戦う強靭な魂に少しでも共感出来たなら、シーラムードンは貴方にも力を貸してくれるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:garcia1053:20180802185142p:plain

「俺の名はDr.JJ。これまでも親玉に肩入れするヤツはいたが、コイツには同情とか哀愁とかそういうものを感じるぜ」

 

 

①性質やステータスに気を遣って作戦を立てろ!

「最後の敵だけあって強力な一体だが、素早さがやや下がる性質、防御と体力が極端に低いといった欠点もある。能力上昇や回復といった面でサポートが出来れば本領発揮出来るだろう」

 

②体から溢れる毒ガスに要注意!

戦いが始まると共に体内から噴き出す毒ガスでバトル場にいる全員が毒状態になってしまうぞ。まず戦況を整えてから繰り出して一気に優勢にする等、使い方をよく考えるんだな」

 

③必殺技のランダム発動も想定して戦え!

「必殺技というのは発動までに一定の条件が必要なもんだが、シーラムードンは選択したコマンドに関わらず発動する事がある。しかし本来必要な条件を満たさずに使った場合は自分にも少々ダメージを与えてしまう

 

 

「要するに…

 

 体に労わって戦え!

 

と言わざるを得ないな…。強い力もそれに見合った器、経緯が伴わなければ己を傷付ける。だが恥じる事は無い、戦いというのは何も怪獣一体で勝ち抜くもんじゃあないからな。知識と経験で精々頑張れよ」

「以上だ。次回こそ後腐れ無く戦えるヤツだと助かるぜ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンティガ Vol.8 [DVD]

ウルトラマンティガ Vol.8 [DVD]

 
丸山浩ウルトラデザイン画集

丸山浩ウルトラデザイン画集

 

 「シーラは商品化が殆ど無い怪獣だがその物語はここで語ってしまうには実に勿体無い。それ抜きにしても立派な姿を拝める立体物が欲しいところだがな」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ムードンは一度ソフビ化されてはいるもののその後はめっきり。この物語も短い時間では語り尽くせないが俺で良ければ教えてやらないでも…おいどこへ行く」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【過去怪獣紹介三選】

 

 相手に毒を与えるスキルを持つギリノバネス。こちらは任意のタイミングで使える便利さがありますが、より広範囲を狙うならシーラムードンがオススメです。

 

 

 怪獣の霊体を召喚して戦うレイバムール。戦法は大きく違いますが打たれ弱さは共通。霊属性の怪獣は防御面に不安があるものが多い様です。

 

 

 多彩なスキルと高い能力値が自慢のババルブロッツ。こちらは必殺技の発動先がランダムになるという特殊なものですが、シーラムードンの必殺技自体がランダム発動になるというのは極めて珍しい例です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 如何でしたか?

 

 怨念ではなく愛、哀しみ故に敵対を選んだシーラムードンでしたが、それ程敵の総大将が背負うものも大きいという事でしょうか。

 

 直接会って真相を知る以外に道はありません、辿り着くまで戦うのみです。

 

 次回は震え上がり凍り付く強さを持つ者と戦います。

 

 お楽しみに。