絵描きはつらいよ

ツイッターで公開した絵の補足やブログ限定の絵の公開(予定)をしつつ、特撮作品の解説や感想なんかも絵を交えて出来れば良いな…というブログ。

No.052 マグネレドータス

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 宇宙に存在を知らしめる為フュージョン怪獣を生み出し宇宙に騒乱を巻き起こしたゼットルギエル。全てが無に帰したと思われた本拠地には、まだ見ぬ融合のデータが眠っていた——。

 

 

 

 

 

 前回のガラブルトンを筆頭に実現されなかったフュージョン怪獣のデータが続々発見されているが、最終決戦の最中に破損したのか意図的に破壊されたのかは不明だが、どれも修復に時間が掛かっている。これらを第三者に悪用されるのを危惧していたが、ダークリングのエネルギーが観測出来ない現状では誰もフュージョン怪獣の力を使えないのが幸いだ。ダークリングの行方を別の管轄に任せつつ我々は引き続きデータの修復、解析に取り組むとする。

 

 

 

 

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 本題に入る。新たに修復完了したデータの報告だ。

 

 吸電怪獣エレドータス磁力怪獣マグネドンを素材にしたフュージョン怪獣・マグネレドータス。電気の力と磁力を利用し超兵器的な側面を生み出す目的があったと推測される1体だ。

 赤い角の並ぶ甲羅と尻尾を2本のレールとして惑星内の敵を的確に殲滅出来る電磁砲を撃てるスペックを誇る。周囲の電磁波を吸収し増幅、貯蔵も出来る事から緊急時のエネルギー庫にもなる。更にエレドータス由来の透明化、マグネドンの再生能力を鑑みると重要拠点周辺に数体配置し移動砲台として活用される予定だったと考えて良いだろう。本拠地のあるこの惑星に1体でも存在していたら、最終決戦までの犠牲は更に増えていたに違いない。

 

 逆に同サイズ怪獣を相手にするとなると近距離で直接の戦闘は不利だ。数値だけで言えば攻撃力以外は平均以下となり、すぐに倒されてしまう。磁力による自己回復や透明化による攻撃回避にも限界はある。数体のサポートによる回復や防御を前提とした編成が有効である。数度の攻撃さえ成功すれば敵のダメージも甚大であり、途中で戦闘不能になったとしても役割は遂行したと言える。

 必殺技として通常攻撃を凌駕する一撃・エレクトロードがある。前述した惑星内の相手を狙う精度はもちろん星の裏側にまで届く電磁砲を視認出来る距離の怪獣に撃つとなると、火力は超弩級。発動後は機動性に支障が出ると思われるが、元の数値からして取るに足らない問題である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪獣少年の復讐

怪獣少年の復讐

 

  吸電怪獣エレドータスは頑強な甲羅と弱点の頭部が特徴。マグネレドータスの甲羅は電磁砲発射に特化した変形をしており同等の耐久力は期待出来ないが、頭部の上の強靭な角で弱点はカバー出来るはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪獣は宇宙の流れ星

怪獣は宇宙の流れ星

 

  磁力怪獣マグネドンは環境によっては不死身のパワーを誇る。磁力さえあれば完全に葬る事が出来ない怪獣が地球の奥深くで生まれたというのだから恐ろしい話だ。

 

 

 

 

 

 

 以上が主な報告内容である。更新時に連絡はするので時間のある時に目を通して頂けると助かる(と言っても緊急性も低い業務なので本当に急ぐ必要は無いのだが)。

 

 前に報告した様に次回も雷属性怪獣のデータを見せる予定だ。同じファイルから発見されているので研究目的を推測しやすいのは敵ながら気が利いている。それについては次回以降詳しく書くとする。

 

                                   以上