水異怪獣マジャッパ
なかなかギリギリの制作でしたが今回も放送前に完遂。
「ウルトラマンタイガ」より水異怪獣マジャッパです。
「R/B」ではマガバッサーの原種としてグエバッサーが登場し、今や端末向けゲームであるウルバトにも参戦。そんな中遅れて参上、マジャッパです。
今回もメインキャラとゲストを通しての心境変化を描くエピソードという感じでしたが、マジャッパ出現前に溜めのシーンを長めに用意したのは高揚感が生まれて良かったですね。突出して強い怪獣では無かったもののマガジャッパに類似した能力を小出しにして飽きさせない構成でした。
フーマからタイガ、フォトンアースの流れも先鋒が太刀打ち出来ないまま交代するのではなく突破口が見えたタイミングだったのも各ウルトラ戦士に対する気遣いが見えて嬉しかったです。ちょっとメタ的な見方だけど…
資料…と言いつつ今回は児童誌すらサブ要員。と言うのも今号、情報量はいつにもたっぷりな一方で怪獣毎の資料はそこまで多くないというのが本音。
しかし(便宜上の)亜種怪獣となれば話は別。水ノ魔王獣マガジャッパの写真を用意してマジャッパのカラーリングさえ把握していれば制作は容易なのです。過去にグエバッサーで採用した方法ですね。
更に今回は実験も兼ねてあるものを資料に取り掛かることにしたのです。
そう、ウルバトのジオラマ機能です。いくつかのポーズも用意されており自由な角度からスクショが可能となれば絵の資料にもなり得る、というのは実装前から既に考えていました。
亜種怪獣のグラフィックを全身観察出来るとなればここから明暗を再現し、マジャッパの固有色を落とし込めば完成出来ると。
一応用意した各面のスクショ。
もちろん着ぐるみに比べて凹凸等の情報量は限られていますがその辺は線画時点でどうとでも出来ます。それらしく線を増やせば良いんですもの(
いつも通り目と口内、牙に爪を塗ります。この辺はすぐ終わり。
慎重に描くべきは光沢を放つ黄土色のボディと各部青く変色した部位、マガジャッパの時はもっと赤身が強かった気がするオクトパス的な体表。
と言いつつ写真や次回予告の映像を見れば後はちまちまと塗れば良し。マガジャッパの頃はハイライトが弱かったのでその辺も強調。
足と尻尾が下塗り段階のもの。今回は土色になるぐらい暗めに塗ってます。
こうして完成。
「オーブ」放送時に描いたマガジャッパとの比較。若干の色味の違いもあるんですが、過去絵は重ね塗りし過ぎて濁った感もあるのでようやく理想的なジャッパ塗りになったのかなと。
というかそれ以前に一部造形に違和感が…これは今程資料を参照してなかったからですね
#ウルトラマンタイガ 9話放送記念絵、水異怪獣マジャッパです。
— ガルシア@オーズ制作中 (@garcia1053) August 31, 2019
お気に入りの原種がようやく登場という事で非常に喜ばしい。臭いにまつわる性質はありつつも魔王獣とは違う能力が粋。
ウルバトのジオラマを資料に描けるかという実験も兼ねて制作してます。 pic.twitter.com/XgbKkwRH9M
ツイッターの方もよろしくお願いします。pixivには9月末に載せる予定。
それでは、また。