絵描きはつらいよ

ツイッターで公開した絵の補足やブログ限定の絵の公開(予定)をしつつ、特撮作品の解説や感想なんかも絵を交えて出来れば良いな…というブログ。

No.063 バラバックル星人

f:id:garcia1053:20191026143707j:plain

 名も無き星に謎が満ちる。ダークリングの力を使って自らの存在を知らしめ永遠の命を実現しようとしたゼットルギエルが隠していたデータを解き明かし、フュージョン怪獣の真価を見極めよ——。

 

 

 

 

 

 

 前回前々回と風属性について推測も大いに交えながら怪獣について解説をしてきたが、今回は単独での運用が目的とされた怪獣を紹介しよう。

 

 そんな風に考えていたのだが次のデータやこれまでの怪獣を鑑みると、どうもそれだけには留まらない事が分かってきた。後ほど説明する。

 

 

 

 

 

 

 

f:id:garcia1053:20191026144518j:plain

 まずは本題。暗殺宇宙人ナックル星人殺し屋超獣バラバによるフュージョン怪獣・バラバックル星人のデータをご覧に入れよう。実に殺傷力の高そうな風貌だ。

 

 お互いに殺しのプロを思わせる肩書き、作戦によってウルトラ戦士を窮地に陥れた経験もあってこの組み合わせは必然と言えよう。実際に戦いに参加するのは勿論、参謀役としての役割も担えるポジションを狙って提案されたデータと考えられる。また、ガピヤボリックの時に触れた宇宙空間での戦闘に特化したフュージョン怪獣として採用される見込みがあったという説もある。元の怪獣の素質を存分に活かした上級怪獣として実践投入されていたとすれば、過去の戦いもより熾烈さを増していたに違いない。

 

 ステータスは攻撃と素早さに特化しつつ極端な低耐久でもないものとなっている。バラバ譲りの放射能の雨を使えばしばらくの間防御力が上乗せされ、より安定した戦闘が可能となる。通常攻撃に斬属性を追加するスキルも持っており、高い攻撃力を活かせる場面も増える。

 

 必殺技はアサシンフォール。両腕の爪で敵を突き刺し、空高くから振り落とす残虐極まりない技となっている。その凄惨な光景を見せる事で敵全体の能力値を下げる効果も備えている。能力値の高さだけでなく相手の精神をも揺さぶる戦いが強さの秘密であろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラ怪獣シリーズ 46 ナックル星人 グレイ(SD)

ウルトラ怪獣シリーズ 46 ナックル星人 グレイ(SD)

 

  ナックル星人はウルトラマンジャックを苦しめた宇宙人の1人。近年複数の個体が確認されているがその姿は多種多様。初代の持つ残忍さが目立つが、各々性格や境遇も幅広い種族である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラ怪獣シリーズ 18 バラバ

ウルトラ怪獣シリーズ 18 バラバ

 
B-CLUB ブルマァク 新復刻版 殺し屋超獣 バラバ

B-CLUB ブルマァク 新復刻版 殺し屋超獣 バラバ

 

  バラバは多彩な武器でヤプールの作戦と共に活躍を見せた超獣。しかし単独での戦闘ではウルトラマンエースの猛烈な攻めに敵わず敗退。タイラントの両腕の素としても有名である。

 

 

 

 

 

 

 

 報告は以上となる。

 

 過去に紹介したガピヤボリック、そして今回のバラバックル星人の解説において、宇宙戦闘や超長距離航空についての言及が残っていたと記したが、どうも次以降紹介するフュージョン怪獣の布石としての研究も兼ねていたらしい。

 これまで見てきた惑星単位での侵略計画はどれも数種類のフュージョン怪獣を編成、長期に亘って綿密に進める前提があった。ゼットルギエルはそれと並行で怪獣1体による惑星侵攻も企てていた様だ。もしかすると風属性怪獣の持つ隠密性の高さに着目したのも単体による侵攻を見据えてのものだったのだろうか。ともあれ詳細を語るのはまた次の機会としよう。

                                    以上