絵描きはつらいよ

ツイッターで公開した絵の補足やブログ限定の絵の公開(予定)をしつつ、特撮作品の解説や感想なんかも絵を交えて出来れば良いな…というブログ。

No.066 ゲランキス

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 フュージョン怪獣を取り巻く戦いが終わり平和な宇宙に眠っていた数々のデータ。ゼットルギエルの遺産を今、解き明かす時——。

 

 

 

 

 

 

 これまで何度か見つかっている宇宙戦闘及び超長距離航行能力に優れた怪獣。前々回から紹介しているデータについては対怪獣戦以上に単騎での侵略活動を目的として残されたものが多い。今回でそんな単騎侵攻怪獣の紹介も一区切りとなる。

 

 

 

 

 

 

 

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 今回のフュージョン怪獣は灼熱怪獣グライキス宇宙有翼骨獣ゲランダが融合したゲランキスメルバジリスパワードライガレードとは一転、防御力と体力に優れた1体だ。

 

 単騎侵攻怪獣について、宇宙を長期間飛び続けるタフさと戦闘における体力は別に考える。既に過去の報告で解説はしているが、このゲランキスについては後者の側面から見ても優秀な耐久性、持続性を備えているウルトラマンですら普段の力を発揮出来ない劣悪な環境下で遭遇したグライキスや、必殺光線を直接受けても耐え切る外骨格を持つゲランダをフュージョンする事で実現する性能だ。

 これまでの2体は侵略先での戦闘はパワーやスピードを活かした短期決戦を想定していたのだろう。しかしそれだけでは戦いに適さないフィールドで本領が発揮出来ず敗走するリスクも生まれる。今回はそういった部分をカバー出来る怪獣として提案されている。実際に融合されなかったデータとはいえ、大規模な侵略計画と共に単体での侵略でもここまで駒が揃っていたとは、またもゼットルギエルの綿密な計画に驚かされてしまった。

 

 怪獣と戦う際にもその性能は活かされる。数値で見ても防御と体力に特化したゲランキスだがそれだけにあらず、味方全体に悪影響を与えるフィールドスキルを無効化出来る。と言っても自身への効果を消すだけなので注意が必要だ。炎属性ダメージ軽減という能力も持っている。通常攻撃に限らず属性付きの攻撃スキルにも適用されるので意外と汎用性が高い。

 必殺技は、尻尾の付け根付近の発光体から放つ光球・ジースフィア。かつてグライキスの支援をしていた宇宙球体スフィアの意匠を持っており、発動後数ターンも周辺を漂い、敵への攻撃をランダムで行う。これまでのデータと比べても特に低威力の必殺技だが、じわじわと相手を追い詰める上で有効な手だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  グライキスは人工バクテリアが怪獣に変貌したもので、スフィアの手によって生まれた。スフィアにより怪獣化してはいるがスフィア合成獣と呼ばれるかどうかは曖昧な部分もあり、特殊な立ち位置にいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラ怪獣シリーズ35 ゲランダ

ウルトラ怪獣シリーズ35 ゲランダ

 

  ゲランダはモネラ星人によって出現、ウルトラマンダイナを相手にする事を前提に訓練された怪獣だ。ただの尖兵ではなくモネラ星人と同じ遺伝子を持っているという。攻撃力も優れており何処かの惑星では重宝されていると聞くが詳細は不明だ。

 

 

 

 

 

 

 

 今回の報告はこれで終了。

 

 次回からは霊属性の怪獣を紹介していく。過去の霊怪獣には無いデータも発見されたので、少しずつ解説していこう。

                                    以上