絵描きはつらいよ

ツイッターで公開した絵の補足やブログ限定の絵の公開(予定)をしつつ、特撮作品の解説や感想なんかも絵を交えて出来れば良いな…というブログ。

劇場版ウルトラマンジードに合わせて描いた怪獣達。

ウルトラマンジード Complete Original Sound Track

 久しぶりの更新です、ガルシアです。

 

 つい先程劇場版ウルトラマンジードを見てきました。

 

 監督の言う通り、ガイとジャグラーなしでは見られなかった作品。

 

 それでいてリク=ジードの成長を見届けられる幸せな作品でした。

 

 とある場面であの俳優さんがあの役やってたというのを後から知って驚きました、後日友人と見る時にでもチェックせねば…( ˘ω˘ )

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンジード超全集 (てれびくんデラックス〔愛蔵版〕)

 これにてジードの物語は一区切りになるわけですが、その前に。

 

 今回の映画に登場した怪獣達の絵を載せて解説しつつ、ひとまずの「お疲れさん会」にしたいと思います。

 

 

 

 

 

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 まずは巨大人工頭脳がウルトラ戦士の息の根を止めるべく内なる暴力を体現した姿。ラストジャッジメンターギルバリス(完全態)です。

 

 ギャラクトロンの親玉という事でその始祖たる堂々とした姿に加え、暴走し切って黒ずんだ正義の鎧にも見えるボディが印象的。金と紫、白と合わせればそれはそれは汚れのない美しい龍になったであろうカラーリングですが、こうなると最早危険色です。

 映画ではその圧倒的物量でウルトラマン達を攻める攻める。ギャラクトロン特有の綺麗事演説だけでなく、金属が軋んだような呻き声のような咆哮も必聴です。

 

 

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 イラストとしては以前載せたアレを見た方には説明不要でしょうが、非常に工程の多い制作となりました。デジタル作業は絵が描き上がった後のみ使う私としては「複数の紙に本体とパーツを描き分けてデジタル作業にて合わせる」以外の方法が思い付かず、このような形に。一からデジタルで描けば良いんだけどペンタブなんてねーですよ。

 そんなレイヤー(物理)を使い、3枚の紙に本体、通常の腕、ひっくり返った状態の腕を描き、それぞれの透過素材を制作。辻褄を合わせて違和感がないよう合成。付け根等追加で描いて貼って完成です。尻尾もはみ出る構図にすれば良かったかな…

 個人的には金の色合いがちゃんと金属っぽくてお気に入り。横幅が広くなったのもイメージ通りなんですが毎回正方形の構図にするので物足りなさもある( ˘ω˘ )

 

 

 

 

 

 

 

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 続いては、白銀の体に蒼き刃を背負って再び降り立つ強靭なジャスティスロボット。シビルジャッジメンターギャラクトロンMk-2です。

 

 これまでオーブ本編、劇場版、ジード本編と着々と登場回数を稼いでいたギャラクトロンが改修されまたもウルトラ戦士の前に立ち塞がります。白と金に青空を思わせる具合のブルーの四肢が加わりギャラクトロン特有の「僕ら正しいですよ」感に磨きがかかります。初期型と比べ打撃攻撃に特化した武装もあってか、非常に「らしい」リニューアル機体になったと思います。頭部を覆う金の装甲も西洋騎士感を出しててグッド٩( ''ω'' )و

 

 オーブの放送に合わせて描いて以降、何度かギャラクトロン関連のキャラは描いてきましたが、その中でも直球のイラストになったと思います。何せ初代は後ろ姿、融合獣はデザイン画順守、オリジナルのフュージョン怪獣は最早別物になっていたので(汗

 折角斧も持っているんだし、映像で見せないぐらいにダイナミックな構図にしてやろうと、降り下ろしたポーズになりました。斧を持ってる写真が意外と無くて滅茶苦茶困りました。ソフビはゆるゆるだし最初からあてにせず、児童誌をメイン資料にして描いてます。

 何気に頭部を上から除いた状態で描くのが初。改めてギャラクトロンの造形を勉強しました。ブルーの部分はもちっとメタリック感出したかった…

 

 

 

 

 

 

 

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 最後は、赤き鋼を、大地を、命を守る聖なる獣神。獅子聖獣グクルシーサーです。

 

 ここ最近の怪獣はモチーフが結構曖昧というか意図的に隠してはいるんでしょうけど、〇〇(動物名)怪獣みたいなのが殆どいなかったんですよね。そんな中突如現れたのがシーサー怪獣でした。沖縄が舞台だからと追加されたみたいです。メディア露出が少なく映画見るまで知らなかった方もいて「坂本監督も推してたんだしもっと推そうよ!」という気持ちを抑えられません。南国を守護する怪獣に相応しいビビッドなカラーリング、優しさと強さを併せ持つフェイス、ほぼ直立のと同じ構造なのでは…という着ぐるみ等チェックポイント多いですよ。是非劇場で。

 

 デフォルメイラスト制作にあたって四つ足怪獣はアクティブにしやすかったりします。自分の場合、オーソドックスな体型だと自然と着ぐるみを意識して動きが固くなってしまうんですよね~。

 しかし四つ足になると逆に人が入ってると意識出来なくなるという。加えて今回はポケモンを思い出しつつポーズを連想してたので尚更活き活きとした雰囲気が出たと思います。サンダースやレントラー等が真っ先に浮かび、ギャラクトロンMk-2と対になる「構え」「攻撃前の溜め」のポーズを採用してます。

 映像で思いの外動き回る姿を見て「飛び掛かるポーズでも良かったな」と思いつつ「映像の激しさの脳内補完も出来るポーズに出来たのはラッキーかも…?」と前向きに考えるのでありました( ˘ω˘ )

 

 

 

 

 

 

 

 映画怪獣のイラスト紹介は以上になります。

 

 ツイッターでもpixivでもイラストは見れるので気になる方はどうぞ~

 

 

 

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  個人的にはサントラCDが通常販売されるのが胸熱です。無印ギンガ以来?

 

 それでは、また!