絵描きはつらいよ

ツイッターで公開した絵の補足やブログ限定の絵の公開(予定)をしつつ、特撮作品の解説や感想なんかも絵を交えて出来れば良いな…というブログ。

No.070 ナツドドンリュウ

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 フュージョン怪獣を取り巻く戦いが終わり平和な宇宙に眠っていた数々のデータ。ゼットルギエルの遺産を今、解き明かす時——。

 

 

 

 

 

 今回で霊属性にまつわる怪獣の解説、そして本項「フュージョン怪獣ロストレコード」は更新終了となる。未公開データについてはこれまで知らせてきた通り別の場所又は媒体でより一部に向けて公開し、不正な手段で怪獣のデータを得た者達よりも正式に情報を渡した方達の方が情報の質・量共に優位に立てる様尽力する。

 ここで報告を読んでいた方には中途半端な幕引きに見えてしまうだろうが、そもそもロストレコードの公開が突発的に行ったものだったのでむしろ長く続いたと言うべきかもしれない。上層部もフュージョン怪獣の危険性を意識し始めたし、別宇宙で発見されたフュージョン怪獣の報告も一部では継続されており、ここでの活動も無駄ではなかった。報告者としてはそれだけでも有意義だったと断言出来る。

 

 

 

 

 

 

 

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 本題に戻る。今回紹介するのはミイラ怪獣ドドンゴ伝説怪龍ナツノメリュウが融合したナツドドンリュウだ。ミイラ人間と共に7000年もの間眠っていた怪獣と古くから信仰の対象となっていた龍。我々の知らない遥か昔から存在する怪獣という共通点があり、フュージョンの適性があるのも頷ける。

 

 しかし謎が残る。古くからの存在でありドドンゴのミイラ怪獣という要素からも霊属性になりそうなフュージョンだが、炎属性に分類されているのだ。これはナツノメリュウの炎に纏わる能力、ドドンゴのミイラ→乾燥→水属性からの隔離という2つの要因が関係していると考えている(後者は最早連想ゲームだが)。

 またこれは霊属性の性質にも繋がる仮説だが、対象の抱く感情にも左右される可能性があるのだ。これまで霊属性怪獣は怨念を抱く者や未練がある者といった怪獣が素材として選ばれる傾向があった。こういった一方向に縛り付けられた感情が怪獣の属性を「霊」へと変えていくのではないかというのが自説だ。言ってしまえば霊属性は単なる霊体ではなく負の精神体を司り、神獣や精霊といった存在とは一線を画す属性なのかもしれない。

 と言ってもドドンゴとナツノメリュウにも暴龍的なネガティブな感情を含む要素が無い訳ではない。今後も研究が必要な題材だ。

 

 怪獣自体の戦闘力についても解説しよう。ナツドドンリュウは体力と素早さが優れた怪獣だ。古代から生命を途切れさせず現代に姿を現した2体の怪獣に相応しいスタミナに加えスピードも活かした戦闘が可能となる。更に味方を回復するスキルやダメージを与えつつ麻痺状態にするスキルも持っており幅広い戦いで味方怪獣をサポート出来る。攻撃力が低いので後方支援的な役割で運用するのが良いだろう。

 必殺技は大きく開いた炎の翼で相手を包み焼き殺す炎仙龍翼抱火傷状態にする追加効果もあるのでダメージ以上に後続への負担を軽減する目的での使用を推奨する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  ドドンゴは発掘された遺跡から目覚めミイラ人間が倒れた事で暴れ始めた怪獣である。明確な関係性は明かされなかったが恐らく太古の昔共存していたと見て良いだろう。中国の伝説に記された麒麟に酷似した外見を持っているという事は、日本以外にもドドンゴの様な怪獣が眠っているのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ナツノメリュウは人間の手で祠を壊され復活した怪獣である。災厄が龍となった姿であり、人間の悪い面によって生まれた恐るべき存在でもあるがその姿は神々しく、人類を戒める神獣としての役割も持っているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 報告はこれにて全て終了。

 

 私のここでの仕事は終わったので、次フュージョン怪獣のデータをお届けする際会えるかは分からない。だが他のスタッフによって有用なデータを用意している。その時が来たらじっくり見て頂けると幸いである。

                                    以上