絵描きはつらいよ

ツイッターで公開した絵の補足やブログ限定の絵の公開(予定)をしつつ、特撮作品の解説や感想なんかも絵を交えて出来れば良いな…というブログ。

No.055 パワードダガマス

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 ゼットルギエルが残した大量のデータ。そこに眠っていたのは融合を実現出来なかったフュージョン怪獣の数々だった。宇宙支配の礎となるはずだった怪獣達が、ディスプレイの上で目を覚ます――。

 

 

 

 

 

 これまで何度か述べているが今回で雷属性の怪獣の紹介は一旦終了する。同時に発掘されたデータを修復した結果、同属性又は類似性の高いフュージョン怪獣がまとまっている傾向がある。別の法則に基づいて再び見つかる可能性もあるが、その際はまた違う括りとして推察していく。

 

 

 

 

 

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 本題である怪獣の紹介に移ろう。

 

 二次元超獣ガマス(『忍者超獣』という肩書きも確認されるが以下『二次元超獣』で統一する)と三面怪人パワードダダの特性を持ったフュージョン怪獣・パワードダガマス。電子生命体として電脳空間に潜伏、増殖が可能な恐ろしい能力を秘めている。

 これまでの報告をまとめる中で、長期的な侵略において雷属性の怪獣を運用する狙いは把握していた。それも踏まえるとパワードダガマスは電子戦において優位に立つ為考案された融合と推測出来る。パワードダガマス1体でデータ世界での自在な増殖、破壊、捏造といった活動が出来れば情報戦を制したと言っても過言では無い。ガマスの能力も忠実に再現出来るならば増えた自身のデータの分だけ実体化出来る事になるが、これについては実験結果や実践報告等が見当たらず憶測の域を出ない。

 

 対怪獣戦においてはスピード戦で相手を翻弄するスペックが見込まれている。パワードダガマス自体は実体を持っているが、電子生命体であるパワードダダの変幻自在さも受け継がれているらしい。ガマスの多彩な武装は電気エネルギーで形作って再現、元の攻撃値に上乗せ出来るのでここぞといった場面で確実に敵を仕留める上で重要な能力だ。一時的に電脳空間に退避しあらゆる攻撃を無効化出来るスキルも持っているが潜伏中はあらゆる行動が制限されるので、こちらも使うタイミングに気を遣う必要がある。

 必殺技はダイズマルコール。催眠電波で電脳空間に敵を誘い、その体を有機生命体とデータ生命体のキメラへと無理矢理改竄する事で自壊させる。技自体の威力は平均的な数値だが、時間の経過で体は深く傷付いていく。持ち前のスピードと攻撃回避スキルも合わせてじわじわと死を見届ける、電脳忍者の名に相応しい大技だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時物 ガマス ソフビ ウルトラマンA

当時物 ガマス ソフビ ウルトラマンA

 

  二次元超獣ガマス。現代においてこれほどない恐怖の能力を持っているが近年遭遇したという報告は無い。それとも今この時も侵略の機会を伺っているのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パワードダダ・ ウルトラマンパワード ウルトラ怪獣シリーズ

パワードダダ・ ウルトラマンパワード ウルトラ怪獣シリーズ

 
ウルトラマンパワード オリジナル・サウンドトラック

ウルトラマンパワード オリジナル・サウンドトラック

 
エンターテインメントアーカイブ ウルトラマンG ウルトラマンパワード (NEKO MOOK)

エンターテインメントアーカイブ ウルトラマンG ウルトラマンパワード (NEKO MOOK)

 

  パワードダダもその行方が曖昧な状態。肉体が倒されてもまだ何処かに潜んでいるかもしれない存在だ。彼もガマスと同様、侵攻の機会を待っているに違いない。

 

 

 

 

 

 

 報告は以上となる。

 

 次回からは移動要塞的な運用や電子戦といった意図以上に恐ろしい目的を以て計画された怪獣群を紹介する。引き続き時間のある時に目を通して貰えると助かる。

                                    以上