No.035 ファントンクレロン
「ファントン星人さん!モットクレロンさん!」
「美味しいヤツ、頂きます!」
第8弾登場怪獣ラストを飾るのは、生粋のグルメ怪獣。肥え過ぎた舌と栄養を吸い続ける体で宇宙中を食い尽くす「ファントンクレロン」です。
友好的であると共に技術的な協力を人類にもたらしたファントン星人と、地球のビタミンを奪うため遣わされたモットクレロン。食べ物にまつわる2体が交わる時、究極の味と膨大な栄養を求める厄介グルメ怪獣が生まれたのです。食べられる物を常備しており戦闘中も何かを口にしているので回復力に優れています。故に攻撃性や俊敏さは無いものの持久戦が得意で、時には仲間の回復にも力を貸してくれます。
その食事風景であらゆる者の食欲を刺激し、本人の悪意に関わらず人々の暴飲暴食を手伝ってしまった結果、妨眠怪獣として恐れられる様になったのです。ファントンクレロンもノイズドギラーやゲシューホーと共にバオンキュラスと相対する事となりました。悪意の無い相手を同様に扱うのには気が引けますが、如何せん常に食事をしておりその間は話を聞いてくれません。一旦やっつけて説得してあげましょう。
必殺技は、相手の体を自分の摂取出来る栄養素に変化させて吸収する「モグモグゴクーン」。与えたダメージ分だけ体力を回復出来る便利な技です。発動した際の相手の体力に応じて威力が変化するテクニカルさも備えており、一発逆転も可能。一見ゆるっとした見た目とのギャップで相手を倒せる意外性を秘めたファントンクレロン。ゆるっと意表を突きたいあなたにオススメです。
「俺の名はDr.JJ。季節は夏。体を冷やし過ぎない様な食事を心懸けるんだな」
①回復スキルと性質でスペック以上の持久戦が可能!
「ファントンクレロンは回復技が多く、使用条件や制限も少ない貴重な怪獣。そして性質は温厚かァ…受けるダメージが減る分より持久戦に特化しているわけだ」
②味方も回復出来る!
「これまで紹介した怪獣には珍しい自分以外を回復出来るぞ。自分の拾った食べ差しや尻尾の先の非常食…正直すすんで食べる気はしないが、有難く貰っておけ」
③必殺技は相手の体力値で威力が変動!
「相手の体から栄養を奪う必殺技は、相手の体力がMAXに近い程威力を増す。そしてダメージの分だけ回復出来るので最良のタイミングをつくり出すのに苦労するかもしれないが…心配する事は無い、持久戦を展開出来るじゃあないか」
「要するに…
スキルで回復を続けて、必殺技発動のタイミングを待て!
と言ったところか。回復スキルの制限も他の怪獣に比べてゆるいのが魅力だ」
「以上だ。次回はこれまでの怪獣達以上に敵意剥き出しの気配…こちらも準備が必要だな…」
「ちょっと前にソフビが出たファントン星人。派生キャラも複数いるので見慣れてるヤツもいるだろうな。地球人に協力した個体もいるぞ」
「野菜を食べ続けるモットクレロン。派手な頭は造形物向けな気がするが、出来れば今の地球には来て欲しくないというのが本音だ…」
【過去怪獣紹介三選】
食と言えばボガーリーザも同属性のフュージョン怪獣。こちらは捕食対象のスケールが大き過ぎますし、能力値の傾向も異なりますが…
回復スキルを持つ持久戦向けのコスモリキング。回復スキルは一つだけですが防御や体力値がずば抜けて高いのが強みです。
回復スパンが長いものの常時回復スキルを持つカネタランス。加えて所持金や資産で回復量も増えるので、こちらは戦闘前の入念な準備が必須です。
如何でしたか?今回で8弾怪獣の紹介は終了です。
妨眠怪獣を鎮めるついでにその力も無事手に入れられたところですが、今後の戦いにおいて重要な情報が!
どうやら3体の怪獣が力を増したのは、フュージョン怪獣誕生にまつわる黒幕の手によると判明しました。フュージョン怪獣の出現は宇宙中の怪獣好きによる妄想とダークリングの能力による偶然だと思われていましたが…その2つを巡り合わせた存在が浮かび上がってきたのです。
更にその手先が既に、我々を殲滅すべく宇宙中の惑星を荒らして回っているようなのです…これは宇宙の平和の為、立ち向かうべき時!
次回からは第9弾「ヒヤッとして暗黒郷」登場怪獣を紹介していきます!
上級怪獣に特殊属性の強敵が揃った氷にまつわるフュージョン怪獣が勢揃いです。暑い夏にヒヤッとどころか氷漬けにされない様に今から首を洗って待っていて下さいね。
お楽しみに!