悪夢魔獣ナイトファング
前半戦終わる前に3体もの個性豊かな新怪獣が登場した「ウルトラマンタイガ」。
今回は前後編で登場したナイトファングを紹介です。
「ギンガ」以降のニュージェネウルトラ作品では1話やボス怪獣以外に完全新規の怪獣を用意される機会が少なかった訳ですが、「タイガ」はそもそも謎解き要素をかなり抑え単発回中心の構成にしているのか新怪獣が自然と出て来て良いですね。
ナイトファングは7話にて出現、8話にて大規模な活動を開始という前後編での登場でした。フォトンアースというタイガの新形態の初陣に立ち塞がる立ち位置なのでボス怪獣と言えばそうなるのかもしれませんが、ヘルベロス、セグメゲルとデザイン路線も設定もバラバラな怪獣が続いているせいか単に強豪という印象が強いです。何らかの所属、属性がある怪獣も良いけど、統一性の無さもウルトラ怪獣の良さだと思いますからね。
肝心の戦闘では火力系の敵でないせいかインパクトは薄く感じましたが、デザイン的に7話のような薄暗いシチュや夜が映えそうな怪獣が能力的にも起きて外を歩いてる人の多い都市部で能力を発動するのが面白かったです。ナイトファング自身が眠らせる必要性を考えると効率的にも納得。やや場違いな情景で目を開いて佇むという気色悪さもよろしかったのではないでしょうか。
お話的にはもうちょっと盛り上がりというか緩急が欲しかったとは思います。トライスクワッドもいっぱい喋らせば会話劇の盛り上げに繋がると思うんですけどねぇ(というか会話と関係なく画面の端でわちゃらせるだけでも良い効果になる気が
その他トレギアの動きやボイスドラマの補完等は良い感じでした。まさかナイスまで触れるとは。
ウルトラマンタイガ ウルトラ怪獣シリーズ 109 ナイトファング
- 出版社/メーカー: バンダイ(BANDAI)
- 発売日: 2019/08/24
- メディア: おもちゃ&ホビー
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資料等。かなり早い段階から着ぐるみの写真は掲載されており「9月号でいっぱい資料手に入るだろな…(^ω^)」と油断していたら意外と少なく結局8月号の児童誌が中心に。下半身等見え辛いパーツはソフビ画像で補完。
下書き中。如何せん写真が小さいので細部の相違は覚悟しつつ怖さや気持ち悪さが抜けない様にしてます。
線画中。笑顔を大事に。
着彩開始。まず目だろうと。目がいまいちだと良さが死ぬだろうと。
本来の目、胸部の目も合わせて。全ての目を個別に光らせてます。
触手。クトゥルフがモチーフと言うのでゴーデスやスペースビーストみたいな描き込み。冬頃に描いてて良かったです。
青い肌。ソフビでは分かりませんが着ぐるみでは深い青に見えたので、油絵の青が強い夜空をイメージして塗ってます。
紫部分の下塗り。
影には青紫も。
こうして完成。
「九頭龍村の赤目様」 #ウルトラマンタイガ pic.twitter.com/s97uBf5Wet
— ガルシア@オーズ制作中 (@garcia1053) August 17, 2019
先週載せたもの。
#ウルトラマンタイガ 8話放送記念に悪夢魔獣ナイトファングを制作。
— ガルシア@オーズ制作中 (@garcia1053) August 24, 2019
先週は全貌をぼやかした編集で公開、今週全見せという形態になりました。圧のある目玉にうねる触手と非常に楽しく描けた1枚。 pic.twitter.com/HU81fFmOK9
ツイッター、pixivも。今回は2週にわたり色んなバージョンで載せる事になりました。東京でお話しした某氏の意見も取り入れつついつもと違うやり方に。今後の怪獣絵の公開法に影響がありそうな予感。
そしてもう少し先になると思ってた亜種怪獣(正確には原種らしいです)の登場ということでまた来週1枚載せると思います。
それでは、また。